今日、平成30年12月29日は、第42回U12全国大会決勝の日でした。

決勝のカードは、川崎フロンターレ 対 大阪市ジュネッス です。

2-2という点の取り合いで延長を迎え、PK戦にもつれ込んで
4-3でフロンターレの勝ち。

しかし、両チーム優勝の価値ある、素晴らしい試合でした。

この決勝では、個のフロンターレに対して、グループワークのジュネッスという
印象をもちました。

パスワークの自在さ

ジュネッスのパスワークは見応えがあるものでした。

スペースに展開したかと思えば、相手が守備を固めるゴール前で
ポストプレーを展開するなど、バリエーションも豊富でした。

ポストプレーも多彩で、ポスト役のフォーワードが
周囲を見て、落とす、反転するという判断を的確に行っていました。

ひとりだけでの判断ではなく、パスの出し手、受け手の2名から3名が
共通した判断で動いていました。

後ろを向いて受けて前にターンする技術

後ろからのパスを、単純にさばいて落とすのではなく
背後、つまり、ゴール方向の状況を判断して

前を向けるようなら前を向いてしかける。

そんな「ターン」の技術が素晴らしいと感じました。

落とすことは容易です。

しかし、相手の寄せが甘い、または、相手より素早く
ボールを迎えることが出来れば、小さなスペースで
前を向くターンが出来ます。

クサビ、落とし、ターンを使い分けることが出来ると
相手ディフェンダーは混乱します。

今日の決勝でも、川崎フロンターレとしては
何度かターンを許してしまい、ピンチを作りました。

簡単そうに見えるターンも、練習の成果が見える

後ろからのボールを受けて前を向く。

前を向いて、シュートを狙う。シュートが無理なら
ドリブルで仕掛ける、アシストを狙う。

とにかく、前を向くためのトレーニングがよく出来ている
という印象を受けました。

ファーストタッチですでに前を向きやすい位置にボールを
置くシーンは、とても小学生には思えないほどです。

自分をマークする相手の位置を見て、ボールを要求して
比較的長い縦パスをしっかり受けて、ファーストタッチで
ターンする。

前を向きながら相手を抜ききり、次のディフェンダーに
向かっていくシーンは、練習の成果を感じました。

と、同時に、ボールを持ったら前を向く。
前を向けそうだからボールを要求するという

「前を向く」

という意識が徹底していて、プレーを見ていても
次の展開が楽しみな場面が多かったです。

もちろん、フロンターレがその動きを読んで
マークに走る場面もあり、試合が高度であることを
示していました。

ペナルティエリアに複数の選手が入り込む

ゴールへの執念とも言えるジュネッスの攻撃陣は、フロンターレの
ペナルティエリアに4人が入り込むという積極さを見せていました。

一方、フロンターレもGK以外に4人の選手が戻ってペナルティエリアで
守備をする場面も多かったです。

ゴールを奪う、ゴールを守るという、サッカーの基本を
全国大会の決勝で見せてくれたことは素晴らしいですね。