「JFAチャレンジゲーム めざせファンタジスタ」とは、昨年からスタートしたJFAのプログラムです。
いきなりJFAの宣伝?と言われそうですが、そうじゃありません。具体的には次のページをご覧になるとわかりやすいですよ。
こちらにくわしく内容がでています。
本とDVDはアマゾンで入手できます。
小さいうちから始めよう
めざせファンタジスタはU8以上、つまり、小学2年生以上からの内容です。
めざせクラッキはU8以下、つまり、小学2年生未満の内容です。
このプロジェクトの狙いは、ふたつあります。
ひとつは、外遊びが少なくなった現代では、小学校に上がるまでのキッズ年代で遊びのなかで身につけるべき運動能力をサッカー的な遊びのなかで「計画的に」身につけていこうというものです。
思い当たる事がありませんか。
天気のよい日曜日に、自宅でテレビゲームしていたら運動能力は育ちませんよね。
外遊びが少なくなった事は、場所も少なくなった事もあげられますけどね
土屋健二(ケン)は時代をリードしていた
もうひとつは、やはり、日本人はボールコントロールをしっかり身につけて欲しいという目的です。
体格に劣る日本人は南米系のサッカー(ケンのように)プラス、動いて、走って組織プレーを展開するサッカーが向いている事はオシムさんの時代から言われている事です。
ボール扱いといえばリフティングです。
土屋健二さんこと「ケン」はリフティングの大切さを世界的な視野から見ても大切だという事で、日本中を飛び回っていたんですね。
日本サッカーの底辺を作った男といえるでしょう。
このめざせファンタジスタでは、リフティングのほかにも、ドリブル、ターン、フェイントのを取り上げています。
それに加え、手でボールを扱うこともします。やってみると面白いですよ。ぜひ、親子でやってみてください。
これは、「コーディネーショントレーニング」と呼ばれるもので、わかりやすく言えば、「身のこなし」のトレーニングです。
このコーディネーション能力は、小さいうちに身につきやすいと言われています。
赤ちゃんでも、立てるようになったら始められるメニューもあるくらいです。
この、コーディネーション能力を身につけておいて、小学2年生ぐらいからボールを扱った本格的なサッカーのトレーニングに入っていく事で、効率よく上達ができるという仕組みです。
これを小学3年生ぐらいから同時に始めるとどうなるでしょうか。
リフティングそのものが体のバランスを取る練習にもなるのですが、バランスが取れない体ではなかなか上達しづらいものです。
この「めざせファンタジスタ」の特徴は、体の全部を平均的に使うという事です。左右の足、手、頭を全部つかいます。
そして、上達具合によって「級」を作っています。7級からスタートして20級まであります。
20級はケンだったら朝飯前ですが、難しいですよ。でも、飛び級なしで、ステップアップする仕組みになっています。
ちなみに7級は白バッジです。20級は金バッジです。検定試験を受けるとバッジがもらえる仕組みです。
NABOコーチのチームやトレセンでも、全員が「めざせファンタジスタ」の本を買ってDVDを見ながら練習しています。
年に何回か検定会をします。私は検定資格をもっています。
皆さんのチームでも、検定申請をして、検定会をやると楽しいと思います。手帳ももらえるので、計画的に取り組めます。
おまけに、級をとるとサッカー協会の先ほどのホームページに名前を載せてもらえます。
有名になったらどうしよう。
Jリーグから誘われるかもしれないぞ。
負けず嫌いになろう、何でも1番を目指そう
NABOコーチのチームでは、去年から検定会を始めていますが、こんなことがありました。
白バッジの7級になかなか合格できない子がいました。
試合では活躍するのですが、左足でボールをすくい上げるというテストが出来なくてなかなか合格できませんでした。
でも、両足を使えるように練習したおかげで、今は中学生のクラブチームで活躍しています。
たまに左足でもシュートするそうです。暗くなるまで、泣きそうになりながら一生懸命練習していた姿を思い出します。
さいごに
めざせファンタジスタは全国の書店かアマゾンで送料無料で購入できます。
ケンのリフティングやジンガやフェイントのビデオを見て練習している君たちなら、「これカンタン!」というメニューもあるので、20級目指して頑張ろう!
コツは、「出来ないって言わない」事!
またね レッツトライ!
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