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視野が狭い!団子になる!子供たちのサッカーの悩みと練習方法

少年サッカーの悩みで多いもののひとつに

「視野が狭い」
「顔があがらない」
「団子のように固まってしまう」

というものがあげられますね。

顔を上げる練習方法

メルマガで練習方法を書いたのですが、どうも内容がピンと来ないという
方のために図にしてみました。(クリックで拡大します)

grid

少年サッカーは、縦が68m、横が50mというコートが標準なので
それをハーフサイズにして、6つにグリッドをわけた図です。

グリッドを分ける時は、ラインカーでひくとわかりやすいです。
マーカーを並べると、ボールのコースが変わったり、踏んづけてスリップしたり
ちょっと不便。
完全にまっ平らなマーカーや、ラインタイプのグッズもあるのでいろいろ
工夫してみましょう。

ハーフコートを3等分に分けて9つのグリッドがあります。
ひとつのグリッドに敵と味方が2人。

パスはとなりのグリッドにいる味方だけになります。

技術が未熟な場合、グリッド内で1対1の攻防になってしまうでしょう。
その場合は、2タッチ以内でパスを出すという方法を取り入れてみましょう。

この練習の効果は、となりのグリッドを見るという動作が入ること
次に、自分のグリッドにボールが来る前にもらったパスをどこに出そうか
見ておく意識が出てくることです。

最後はシュートで終わる形でもよいですし、ゴール無しでボールを回す
(ポゼッション)でもいいでしょう。

ミドルパスが蹴れるのであれば、グリッドを1個飛ばしてのパスもアリです。

低学年についても、このような形で「強制的に固まらせない」という
練習もよいかと思います。

ちなみにメルマガの内容です。

■視野をひろげよう

今回も、3つのBすべてに共通する「サッカー上達の究極のコツ」について考えてみます。

ボクたちサッカーコーチが、指導している選手や、試合相手の選手をほめる
時に

「あの子、見えているなあ」

ということがあります。

視野が広く、見て判断してプレーしているということです。

また、チーム強化のテーマを「まわりを見る」「視野を広くすること」という目的にしていることもあることでしょう。

テクニックがあれば見えるようになるのか、まわり、つまり、遠くを見る
ための練習方法があるのか。

それ以前に、「顔を上げる、ルックアップすること」が大切だ。

はてさて、その練習と効果は?

そんな練習を考えて実戦してみた記事になります。

ちなみに、質問、お問い合わせコーナーにもいくつか頂いていました。
※メルマガ再開嬉しいです。というメールも頂きました。ありがたいです。

(1)コートを分割してみる

いつものコートを分割してみましょう。

ハーフコートを4分割や6分割にしてみます。

パスをする時は、ボールを持ったグリッド内のパスは禁止します。
4分割なら隣のグリッドでボールを受ける、隣のグリッドにパスを出す。

ボールを受ける前に、隣のグリッドを見るようにしないと、いざボールを
もらってから顔をあげて味方を探すようになります。
すると、パスを出すまで時間がかかるので相手に奪われることも多くなり

「全然パスがつながらない」
「面白くない」

ということになる可能性もあります。

原因は、今まで「顔」が上がっていなかったからで
顔を上げることが習慣になれば

ボールが来る前に見る
顔を上げているので、自然と目に入る
ボールばかり見なくなる
仲間と目があう回数が多くなるので、声をかけやすくなる

このようなメリットがアリます。

でも、習慣になった場合のことですから、最初はパスミばかりで
つまんないですよ。

そこを我慢するのが練習です。

慣れてきたら、4分割でなく、中央にグリッドを作って、6分割に
します。

ちなみに、グリッドの交点にマーカーを置きますが、6分割にすると
マーカーの数が多くなって、パスしたボールがマーカーにあたって
コースが変わってしまう、走っていてマーカーを踏んでしまうという
問題もあります。

なので、ボクは、石灰を使います。ラインカーの小型なものを持って来て
交点にプラスマークを書きます。

サッカーの練習に、石灰ラインは便利ですよ。
次回、他の方法も紹介しますね。

(2)顔を上げるコツ

ボクは顔を上げるコツにはいくつかあると思います。

1 ボールが遠くにある時に顔を上げておく
2 ボールが自分に来そうな時にボールだけでなくまわりをみておく

つまり、あらかじめまわりを見ておくということです。
現役時代の中田ヒデさんのように、太い首を振ってキョロキョロ見る
ということです。

目を動かす方法もあるのですが、首を振って見た方が、情報がいっぺんに
目に入ってきます。

チラ見もよいですが、仲間と目が合いにくいので、首を振った方が
味方へのコミュニケーションにもなると思います。

3 ボールを見る時は顔を下げる

顔を上げるということは、顔を下げることの反対ですが、
ボールをタッチする時、キックする時はしっかりボールを見て
それ以外の時は顔を上げるというような「メリハリ」も必要だと思います。

4 ボールを間接視野で見れる、顔を下げなくても見えるようになる

ボールをトラップする時に、足もとにすっぽり入っていると、どうしても
真下を見るようになります。

ところが、ボールをトラップする時に、相手に奪われすに自分が触れる
距離にボールを置けば、そんなに顔を下げなくても、ボールとその周辺が
見えるはずです。

しかし、遠くを見るためには、顔面を地面と垂直になるくらいに上げる
ことが必要です。

首、顔の角度。これが顔をあげるポイントですね。

5 リフティングやラダートレーニングの姿勢もチェック

リフティングを毎日練習している人は、背中が丸くなって真下を
見ていないか注意しましょう。

クイッとアゴをあげれば遠くが見えるという角度でもリフティングで
ボールを見ることは出来るはずです。

つま先チョンチョンのリフティングはボクはあまりオススメしません。
インステップで一回一回蹴りあげるリフティングを練習しましょう。
ボールを蹴る、止めるためのリフティングならチョンチョンよりも
上達が速いです。

ラダートレーニングも、ラダーのマスばかり見ていると姿勢が悪くなります。
ヘッドダウンしているかどうか、自分の姿勢をビデオや写真で撮ってもらう
と、「こんなに頭が下がっている?」とびっくりすることでしょう。

顔をあげることは、サッカーの基本です。

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