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少年サッカー コーチングのコツは「教えて、後で気づかせる」こと

勝ち試合より負け試合の方が学ぶ事は多いもの。

4年生が練習試合でAというチームに5失点しました。

その前の試合が8-0で勝利という大味だっただけに、守備の意識の切り替えができてなかった。

大勝したゲームの後のゲームは注意!

選手たちはボールウォッチャーになった

1点目、ボールウォッチから背後にパスを通されて失点。ボールに対して3人も寄せたらフリーができてしまいます。ペナルティエリア内でのシュート。

2点目、ペナルティエリア外からのクロスがゴールネットを揺らす。これは事故。しかし、アプローチが甘かったのが原因。

3点目、2失点してしまったのでゴールマウスを守る気迫が薄れて、ボールを持った相手に対して当たらない、コースに入らない。ゴールエリア内でルーズボールを押し込まれる。

4点目、コーナーキックからダイレクトでシュートされる。競っていない

5点目、ペナルティエリア内に運ばれたボールにタックルをかけ、転がったボールを押し込まれる。

 

ゲームテーマは、守るときは集まる、攻めるときは散らばる。攻守の切り替えでした。

攻めるときはボールを追い越してフリーランにより、パスコースを作ったり、相手の守備を分散させる目的でした。

試合の反省

今回の反省は守備に集まりすぎでした。いわゆる団子。

ある意味積極性があって、ボールへの寄せが早いとも言えますが(汗)。

 

キーパーがナイスセーブ多数だったので8点とられてもおかしくなかった。

しかし、ゴールエリア内のルーズボールに飛び込めなかったのもキーパーだし、バックスがキーパーに頼りすぎ。

 

そもそも失点の原因はペナルティエリアにボールを運ばれてしまったこと。

 

そういうやばい状態になる前にボールを奪おう。

中盤や、もっと高い位置でボールを奪おう。

 

で、練習で修正。

テーマは「二人で守ろう」「1stディフェンダー、2ndディフェンダー」

 

それって、二人でワッとアプローチかけること?ちゃうちゃう。

 

二人でいっきに奪いにいったら二人いっぺんにかわされます。超ピンチ。

 

二人時間差、仕事分担での守備なのです。

一人目はプレスしてコースを切る、二人目はインターセプト。

これは4年生には難しいかな?

サッカーにも定石があるぞ!

じゃ、ワンサイドカットで行こうか。

左か右、縦か中、どちらかのコースを切る(切るってサッカー用語)コースをさえぎる。

 

一人目がコースを切って、二人目がインターセプト。定石です。

 

こういう定石は自然に身につくでしょうか?

 

サッカーはイマジネーションのスポーツです。

子供から自分で考えることを奪ってはいけません。

 

しかし、知らないよりも知っていたほうが「得」なことは教えちゃった方が早いと思います。

 

あとで「ワンサイドカットってこういうことだったのか」と気がつけばよいし、ゲームで使えればいいのです。

 

こういう指導をしていて思うのは将棋や囲碁でいう定石と似ていること。

 

私は愛好家ではありせんが、飛車はびゅーっと走りますが、歩を打てばとりあえず止まります。

 

サッカーの定石、オープンスキルでいうセオリーは技術でなく理解することです。

よいプレーヤーは将棋や囲碁も強いかもしれませんね。

 

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