その1に続きます。
ゲーム中、縦に急いでしまって、引っかかる場面が気になりました。
U12では20分ハーフです。この時間を使ってゲームを支配するという意識は将来的には必要ですが、この年代では、ボールを持ったら攻撃!という基本をしっかり身につけたいところです。
でも、攻撃とはボールを縦に運ぶことだけではない ということを意識することはこの年代にも必要です。
その修正のための5対2のトレーニンングを行います。
ボール保持者(パッサー)は、ギャップを見つけてパスしようとしがちです。
また、強く速いボールで、無理にこじ開けようとします。スペースへの展開には有効ですが、実戦ではデフェンスラインの裏にボールがでて、GKにキャッチされるのがオチです。
自分の位置からはギャップに見えないけど、味方のあいつのところからは見えているはずだ、あいつから見たギャップの先には「今は」受け手がいないけど、あいつにボールを渡した時に受け手が気づいて走り始めるだろう。
こういうメッセージを込めてパスを出す。
パスは2人でするのでなく、3人で成立させる。
Aがいいポジションに入ろうとしているけど、自分のところからいいパスがだせない、でもBのところからだったら、縦にいいパスが出るはずだ。
5対2のオフェンス側の意識として、習慣化していくと、「縦に急ぐ」場面が修正されでしょう。
組み立てる、横パスをいれる、相手をずらす、ギャップを作る・・・・
縦に急ぐな!という声がけよりも、トレーニングで意識させる事が「コーチング」です。
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