ハリルホジッチ前監督が日本を離れましたね。記者会見では90分もオーバーしたハリルですが、日本サッカー協会のやり方への不満と同じ位のウエイトで日本サッカーへの思いも感じました。

サッカー協会の田嶋会長は「日本人らしいサッカーをするために」という理由を解任理由のひとつにあげていましたが、今回のハリル解任騒動であらためて「日本人らしいサッカーとは?」について多くの解説者やライターの方が記事を発表しています。

ハリル解任で吹き出す『日本人らしさ』は、3つの間違いがある(清水英斗) – Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/shimizuhideto/20180429-00084603/


その中でも僕は、サッカーライターの清水英斗さんの記事を読んで深く考えさせられました。

その記事とは「ハリル解任理由の『日本人らしさ』と3つの間違いとは」という記事です。

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オシム氏の次の一手とハリル氏が残した次の一手

清水氏の記事で、病に倒れたオシム氏がもしワールドカップの本大会で戦うのであればロングボールでの攻撃を考えていたとの事です。

ボールも人も動く、ボールをつないで、ショートパスをつないで空いたスペースを使ってシュートエリアにボールを運び込むサッカー。

運動量も必要で高い技術も必要。そのための判断力を養うために多色のビブスを使った練習毎日日替わりの練習メニューで選手たちの脳にも汗をかかせた。

僕の印象ではポゼッションサッカーを目指していたかのように見えましたが、トップに巻を使ってポストプレーを狙うなど、ロングボールで攻撃する戦術の片鱗はありましたね。

ワールドカップと言う舞台で結果を出すためには、長年の育成の積み上げを持たない日本のサッカーの切り札はやはりロングボールだったということでしょうか。

プロセスは違えど選択肢はひとつだけ

ハリルが目指していた縦に速いサッカーは、まさにオシム氏のワールドカップ本大会用の切り札と言えるかも知れません。

プロセスは違いますが、外から見たサッカーのスタイルはほぼ同じように見えます。

日本人は小さいが技術はある。しかし、世界のセンターバックを相手に中央突破を出来るほど個人の技術に長けていない。

サイドを使ってボールを運び入れ、クロスボールを入れることにより複数の選手が連動してゴールチャンスを狙う。

ショートパスを何本もつないで相手ゴールに近づくことは理想ではあるが、ボールを触る回数だけミスの回数も増える。パスの本数だけカットされる危険性も増える。

確実に相手陣内にボールと人を運び入れる方法はロングボールである。そこに起点を作り相手ゴールにシュートを叩き込む。

ピッチ上で再現してみると

文字にすればたやすい表現ですが、現実化するためにはロングボールを出す選手の技量に頼る戦術になります。

現在の日本選手では中村憲剛しか思い浮かびません

ロングボールを受ける選手には上背も必要ですし、かけひきの技術も必要でしょう。大迫や宇佐美など180センチを超えるフォワード陣を集めてトレーニングすることが可能であればあながち空想ではないと感じますね。

さて、西野新監督はどのような切り札を用意するのでしょうか。徹底した守備で0-0に持ち込み少ないチャンスをモノにするという戦術が誰もが予想するゲーム展開ですが、少ないチャンスをどのようにして作るのか。

なでしこジャパンがポゼッションに立ち戻ってコツコツと攻撃している様子を見て、何を思うのだろうか。男子サッカーと女子サッカーは違えど、選手の能力を最大限に引き出して結果につなげることは一緒です。

5月30日のガーナ戦の選手発表の前にワールドカップ選手候補は5月14日までに内定する必要があります。そして選手の決定は5月31日です。どんな選手が選考されるか、選考された選手で戦術が決まります。

僕たちはサッカー日本代表を応援するのみ。選手が活躍出来るよい環境が整うことを祈るだけです。

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